一つの仕事に徹するプロフェッショナルではなく、全体を見ながらフリーに動くゼネラリストです。看護師のように、診察室担当か処置室担当へ振り分けられるということはありません。また、新しく加わった方へのご指導も、大切な役割といえるでしょう。例え小児科の経験者であっても、「知っているだろう」という油断は事故を起こしかねませんので、ゼロから確認していきます。

スタッフにお願いしているのは、一歩引いた観察による「気付きと配慮」です。例えば、同行者が高齢者や妊婦さんなら、それなりのケアを心がけたいですよね。求められていることを、求められるよりも前にお示しする。この姿勢が大切だと考えています。

仕事の内容や性質がどんどん変わっていく世界ですから、「終わりがないこと」を前提に最新知識を吸収していかないと、相対的に置いていかれてしまいます。専門誌などを定期購読したり、学会に参加したり、積極的に動くことが求められるでしょう。

研修が充実している職場なので、人としても成長できると思います。初めて会った方から信頼されるには、何が必要なのでしょう。患者さまに限らず、ご家族やご両親との関わり方までしっかりご指導いたします。安心して、飛び込んできてください。

小児科が他院と異なるところは、言葉がしゃべれない赤ちゃんも診ることです。観察力や、保護者の目を通して病態にアプローチする姿勢が欠かせません。また、ある程度大きなお子さんでも、採血などの場面では、泣いたり抵抗することがあります。しかし、ご家族の協力を得たり、説明をしています。

お母さまが感じる「何か変だな」という感覚を、とても大切にしています。ただし、感じてはいても、なかなか口に出していただけないのが現実です。聞き逃さない、見逃さないのはもちろん、言動に表れていない部分をどうやってキャッチしていくのか。日々、工夫を重ねているところです。

常に自分をアップデートし続けることだと思います。医師会を通じて先生から受ける情報もありますが、それとは別に、ニュースなどへアンテナを張り巡らせたいですね。また、技術的な面に限らず、人間としての成長も大切です。声かけ一つ取っても、自分の言葉で接するようにしています。無責任な「大丈夫ですよ」には、真心がこもっていないですからね。

指導を丁寧に行ってもらえますので、人間関係やサポートの面は、心配しなくていいと思います。小児科は情報量が多いですが、ブランクが開いた方でも安心して学べる職場です。是非一緒に働いてみませんか。

受付や会計、待合コンシェルジュなどを、ローテーションしながら受け持っています。この医院では、医療事務でも「積極的に患者さんと関わること」が求められるんです。実際にやってみると、バックオフィスにいるより多くの気付きがありました。

なるべく不安を感じさせないようにしています。例えば症状の質問を受けた場合、「私は事務ですから、わかりません」とは言えないですよね。そこにフォローの一言があるだけで、全然違ってくると思うんです。もちろん、無責任な受け答えをするわけにはいきませんから、身につけた正しい知識のなかで対応し、先生や看護師さんへつなげていきます。

自分に枠をはめないことでしょうか。研修を受け、実際に人と接してみると、新しい可能性が見えてきました。現在、私が行っているベビーマッサージも、そのうちの一つです。お母さん方から「畠山さーん」って名前で呼ばれるなんて、事務だけをしていたらあり得なかったでしょう。

経験のない方でも成長できる職場です。私自身、医療系とは全く関係のない学校へ通っていましたし、資格も持っていませんでした。現場で仕事を経験しながら学ぶと、より見えてくるものがあるはずです。ぜひ、私たちの仲間になってください。